ロードスターの車高調はどれがおすすめ?
ロードスターの純正車高に満足できない!
「ロードスターの純正車高、もう少し低ければもっと格好いいのに……」
タイヤとフェンダーの隙間を見て、そう感じたことはありませんか?
ロードスターへの車高調の導入は、スタイリングを劇的にシャープにするだけでなく、ロードスターが持つ「人馬一体」の走りをさらに研ぎ澄ませてくれる最高のカスタムです。しかし、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎてどれがいいのかわからない」「乗り心地が悪くなるのが心配」と、二の足を踏んでしまう方も多いはず。
本記事では、ロードスターの車高調導入のメリット・デメリットといった基礎知識から、主要12メーカーの特性比較、さらには性能を100%引き出すための取り付けのコツまでを徹底解説します。ロードスターの車高調選びで後悔しないためにも、本記事で紹介する内容をぜひ参考にしてください。
ロードスターに車高調を導入するメリットとデメリット
ロードスターへの車高調の導入は、愛車の印象と性能を劇的に変化させる一方で、いくつかの注意点も存在します。まずは、その両面を正しく理解することから始めましょう。
ローダウンによるスタイリングの向上
ロードスターに車高調を導入する最大のメリットの1つとして、スタイリングの向上が挙げられます。ロードスターの純正状態では、タイヤとフェンダーの間に拳が入るほどの隙間があり、これを「腰高感」として気にするオーナーは少なくありません。
ryo純正の車高は「SUVか!」とツッコミしたくなりますよね…
車高を下げることで、車体全体が低く構えた印象になり、スポーツカーらしいシャープなフォルムが際立ちます。特に、お気に入りのホイールを装着している場合、フェンダーとの隙間が詰まることで一体感が生まれ、そのデザインが一層引き立ちます。MAZDAのロードスターに車高調を導入して得られる視覚的な変化は、所有する満足感を大きく高めてくれます。
ロードスターのスタイリングについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。




走行性能の変化:ロール抑制とハンドリング
ロードスターに車高調を導入すれば、見た目だけでなく走行性能にも大きな影響を与えます。重心が下がることで、コーナリング時に車体が外側に傾く「ロール」が大幅に抑制されます。これにより、ステアリング操作に対する車の反応がよりダイレクトになり、ドライバーの意図通りに曲がる「人馬一体」の感覚がさらに強まります。



私もロードスターに車高調を導入してからは、かなり走行性能が上がったことを実感しました!
純正の足回りが持つしなやかさもロードスターの魅力ですが、車高調を導入することで、よりソリッドで安定感のある走りへとキャラクターを変えることができます。ロードスターに車高調を取り付ければワインディングやサーキットで、その真価を体感できます。



純正の足ならスピードを出さずに、ゆっくり走るだけでも楽しめるのが魅力的だよ!
ロードスターの走行性能やスポーツカーとしての立ち位置について、様々な意見を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。


乗り心地や日常使いでの注意点
ロードスターに車高調を装着するメリットが数多くある一方で、車高調導入にはデメリットも存在します。一般的に、スプリングレート(バネの硬さ)が上がり、サスペンションのストローク量も変化するため、純正に比べて乗り心地は硬くなる傾向にあります。路面の凹凸を拾いやすくなり、特に街乗りでの快適性が損なわれると感じるかもしれません。
また、車高が下がることで、コンビニの駐車場に入る際の段差や、立体駐車場のスロープなどで、フロントバンパーや車体下部を擦るリスクが高まります。車検で定められた最低地上高(9cm以上)を確保することも必須です。これらのデメリットを理解し、自分の運転スタイルや使用環境と照らし合わせて検討することが重要です。
ロードスターを所有する上での注意点や、オーナーが感じる様々な側面については、こちらの記事で詳しく解説しています。


実際にロードスターに車高調を取り付けてみた!



実際にロードスターに車高調を取り付けたので、ビフォーアフターの写真を公開します!
1枚目は、車高調を取り付ける前の写真です。(ロードスターRSの純正車高)





タイヤハウスの隙間が気になるね…



次の写真は、ロードスターにTEINの車高調を取り付けた後の車高です!


まだ余裕があったので、写真よりもさらに車高を下げることも可能です。
ロードスターの車高調選びで失敗しないための3つのポイント
数ある製品の中から最適な一本を選ぶために、最低限知っておきたい3つのポイントを解説します。
全長調整式(フルタップ)とネジ式の違いを確認する
ロードスターに取り付け可能な車高調には、大きく分けて「全長調整式(フルタップ式)」と「ネジ式」の2種類があります。ロードスター用として現在主流なのは全長調整式です。
全長調整式
ショックアブソーバー自体の長さを変えて車高を調整します。車高を下げてもスプリングの有効ストローク量が変わらないため、乗り心地の悪化を最小限に抑えられるのが最大のメリットです。
ネジ式
スプリングの受け皿(ロアシート)を上下させて車高を調整します。構造がシンプルな分、比較的安価ですが、車高を下げるとスプリングが縮められ、ストローク量が減って乗り心地が悪化しやすくなります。
特別な理由がない限り、ロードスターには全長調整式を選ぶことを強く推奨します。



私も全長調整式の車高調を取り付けました!
減衰力調整機能の有無と調整のしやすさを確認する
減衰力とは、ショックアブソーバーがスプリングの伸び縮みを抑える力のことです。この力を調整できる機能があれば、「街乗りでは柔らかく、スポーツ走行では硬く」といったように、シーンに合わせたセッティングが可能です。
特にNDロードスターでは、リアの減衰力調整ダイヤルがトランクの内装の内側に隠れてしまう製品が多く、調整のたびに内装を剥がす手間が発生することがあります。この手間を解消するために、多くのメーカーから減衰力調整用の延長ケーブルがオプションで用意されています。頻繁にセッティングを変えたい方は、このケーブルの有無も確認しましょう。



私も毎回調整するのが大変なので、減衰力の調整ができるケーブルを購入しました!
オーバーホール対応と長期的なメンテナンス性
ロードスターの車高調は消耗品です。走行距離が増えるにつれて、ショックアブソーバー内のオイルやガスが劣化し、本来の性能を発揮できなくなります。その際、ショックアブソーバーを分解・洗浄し、消耗部品を交換する「オーバーホール」に対応している製品であれば、新品に近い性能を取り戻すことができます。
安価なモデルの中にはオーバーホール非対応の使い捨てタイプもありますが、長く乗り続けることを考えれば、初期費用が多少高くてもオーバーホール対応モデルを選ぶ方が、結果的にコストパフォーマンスに優れる場合があります。
ロードスターの車高調おすすめ12選!各メーカーの特徴を徹底比較
ここでは、ロードスターユーザーに人気の主要メーカーをタイプ別に分類し、それぞれの特徴を解説します。各メーカーの製品がどのようなユーザーに最適なのか、他のブランドとの違いにも触れながらご紹介します。
| メーカー名 | 主な特徴 | 乗り味の傾向 | ターゲット層 | 他メーカーとの違い/強み |
|---|---|---|---|---|
| BLITZ(ブリッツ) | 全長調整式、32段階減衰力調整、SpecDSC Plus(電子制御) | リーズナブルながら機能性十分。街乗り〜ワインディング | 初めての車高調、コスト重視、手軽にセッティング変更したいユーザー | コストパフォーマンスと機能性の両立 |
| TEIN(テイン) | 全長調整式(FLEX Z)、幅広いラインナップ(MONO SPORT/RACING) | しなやかで快適性も考慮。FLEX Zは街乗り向け、MONO系はスポーツ走行向け | エントリー層〜上級者まで、幅広いニーズに対応 | 幅広いラインナップと柔軟性、しなやかな乗り味 |
| HKS(エッチ・ケー・エス) | HIPERMAX S/R(走り心地重視)、単筒式 | しなやかでありながら、しっかりと踏ん張る上質な乗り味 | 日常使いの快適性を損なわずにスポーツ走行も楽しみたいユーザー | 上質な乗り味と高い運動性能の両立 |
| CUSCO(クスコ) | モータースポーツ技術フィードバック、剛性感 | カッチリとした剛性感とダイレクトな操作感 | 車との一体感を強く感じたい、細やかなセッティングを好むユーザー | カッチリとした剛性感とダイレクトな操作感 |
| RS-R(アールエス・アール) | Sports☆i / Best☆i、快適性重視 | 純正に近い快適性を保ちつつ、安定した走り | 乗り心地の悪化を懸念する、日常使いがメインのユーザー | 乗り心地への強いこだわり、純正に近い快適性 |
| AutoExe(オートエクゼ) | マツダ車専門、貴島氏監修「KIJIMA-SPEC」 | 純正の良さを引き出しつつ、操縦安定性を向上 | 純正フィーリングを大切にしつつ、ワンランク上の走りを求めるオーナー | 純正の延長線上にある理想の足回り |
| ENDLESS(エンドレス) | ZEAL Function.com、オーダーメイド感覚のセッティング | 路面に吸い付くような、しなやかな足回り | よりパーソナルなセッティングを追求したいハイエンドユーザー | レースフィールドからのフィードバック、オーダーメイド感覚 |
| BILSTEIN(ビルシュタイン) | マツダ純正採用実績、ドッシリとした安定感 | ドッシリとした安定感、フラットな欧州車のような乗り心地 | 洗練されたフィーリングを求める、信頼性重視のユーザー | 路面状況を正確に伝えつつ不快感を排除する洗練されたフィーリング |
| OHLINS(オーリンズ) | DFV(デュアル・フロー・バルブ)機構、最高峰ブランド | ギャップの突き上げ感が少なく、高いコーナリング性能を両立した「魔法のような乗り心地」 | 性能と快適性を高次元で両立したい、本物志向のユーザー | 性能と快適性の高次元での両立、唯一無二の存在 |
| KW(カーヴェー) | 伸び側・縮み側減衰力個別調整(V3)、ステンレス製ケース | 高度なセッティング自由度、プロレベルの調整が可能 | セッティングを突き詰める楽しさを求める、耐久性重視のユーザー | 高度なセッティング自由度、耐久性 |
| ST Suspensions(エスティー) | KWの姉妹ブランド、KW技術ベース | KWの技術をベースにしたしっかりとした乗り味 | 欧州ブランドの品質を手頃な価格で体験したいユーザー | KW技術をベースにしたコストパフォーマンス |
| LARGUS(ラルグス) | 全長調整式、減衰力調整機能付き、圧倒的な低価格 | とにかく手軽にローダウンしたいエントリー層向け | 予算を抑えてローダウンを実現したい、初めて車高調を試すユーザー | 圧倒的な低価格、エントリー層への敷居の低さ |
国内主要メーカー
まずは、ロードスターの車高調を作っている国内の主要メーカーを紹介していきます。多くのユーザーに選ばれている信頼と実績のある国内メーカーであり、品質と価格のバランスに優れています。
①BLITZ(ブリッツ)DAMPER ZZ-R / SpecDSC Plus
ロードスターにおすすめの車高調の1つ目は、BLITZです。「DAMPER ZZ-R」シリーズは、全長調整式・32段階減衰力調整機能付きでありながら、10万円台前半というリーズナブルな価格で絶大な人気を誇ります。特に、電子制御で室内から減衰力を調整できる「SpecDSC Plus」は、手軽にセッティング変更を楽しみたいユーザーに最適です。
他の国内メーカーと比較して、コストパフォーマンスの高さと機能性の両立が最大の魅力と言えるでしょう。初めての車高調や、街乗りからワインディングまで幅広く楽しみたい方におすすめです。



私の友人もBLITZの車高調を選んでいる方が多いです!
•公式サイト: https://www.blitz.co.jp/products/suspension/damper_zz-r.html
②TEIN(テイン)FLEX Z / MONO RACING / MONO SPORT
ロードスターのおすすめの車高調の2つ目は、TEINです。緑のカラーリングでお馴染みの総合サスペンションメーカー。高品質ながら低価格を実現した「FLEX Z」は、BLITZと同様にコストパフォーマンスに優れ、幅広い層に支持されています。



コストパフォーマンスがよかったので、私はTEINの車高調を選びました!
一方、「MONO SPORT」や「MONO RACING」は、より本格的なスポーツ走行やサーキット走行を視野に入れたモデルで、単筒式構造による高い応答性と耐久性が特徴です。幅広いラインナップで、エントリーユーザーから上級者まで対応できる柔軟性がTEINの強みです。特に、しなやかな乗り味を好む方にはFLEX Zが人気です。
•公式サイト: https://www.tein.co.jp/products/index.html
③HKS(エッチ・ケー・エス)HIPERMAX S / HIPERMAX R
ロードスターにおすすめの車高調の3つ目は、HKSです。走り心地を重視した最新の「HIPERMAX S」は、NDロードスターユーザーから非常に高い評価を得ています。単に硬いだけでなく、路面の凹凸をしなやかにいなしながら、必要な時にはしっかりと踏ん張るという、絶妙なバランスが特徴です。
TEINやBLITZが「コストパフォーマンス」を重視するのに対し、HKSは「上質な乗り味と高い運動性能の両立」を追求しており、価格帯もやや高めです。日常使いでの快適性を損なわずに、スポーツ走行も楽しみたいという方に最適です。
•公式サイト: https://www.hks-power.co.jp/product/suspension/hipermax/s/index.html
④CUSCO(クスコ)street ZERO A / SPORT S / SPORT TN-S
ロードスターにおすすめの車高調の4つ目は、CUSCOです。モータースポーツの世界で培った技術をフィードバックした製品群が特徴です。「street ZERO A」は街乗り重視のモデルでありながら、しっかりとした剛性感とダイレクトなハンドリングを感じられます。
より競技志向の「SPORT S」や「SPORT TN-S」では、細やかなセッティングが可能となり、タイムアタックなどにも対応します。HKSがしなやかさを追求するのに対し、CUSCOはカッチリとした剛性感とダイレクトな操作感を重視しており、車との一体感をより強く感じたいユーザーにおすすめです。
•公式サイト: https://www.cusco.co.jp/catalog/suspension/index.html
⑤RS-R(アールエス・アール)Sports☆i / Best☆i
ロードスターにおすすめの車高調の5つ目は、RS-Rです。「Sports☆i」や「Best☆i」は、ストリートでの快適な乗り心地と、ワインディングでの安定した走りの両立を重視しています。特に、車高調導入による乗り心地の悪化を懸念するユーザーから支持されており、純正に近い快適性を保ちつつ、ローダウンと走行性能の向上を実現したい場合に有力な選択肢となります。
BLITZやTEINが幅広いユーザー層をカバーする中で、RS-Rは特に「乗り心地」へのこだわりが強いと言えるでしょう。
•公式サイト: https://www.rs-r.co.jp/products/suspension/
マツダ車専門・ハイエンドメーカー
ロードスターを知り尽くした専門メーカーや、高品質なパーツで知られるハイエンドブランドです。ロードスターの特性を最大限に引き出すことを目指しています。
⑥AutoExe(オートエクゼ)ストリートスポーツサス・キット
ロードスターにおすすめの車高調の6つ目は、AutoExeです。マツダ車専門のチューニングパーツメーカーであり、元ロードスター開発主査の貴島氏が監修した「KIJIMA-SPEC」は、純正の良さを最大限に引き出しつつ、操縦安定性を高めた逸品です。
他の車高調メーカーが「社外品としての性能向上」を目指すのに対し、AutoExeは「純正の延長線上にある理想の足回り」を追求しています。純正のフィーリングを大切にしつつ、ワンランク上の走りを求めるオーナーに最適です。
•公式サイト: https://www.autoexe.co.jp/products/nd/suspension/
⑦ENDLESS(エンドレス)ZEAL Function.com T-TYPE / X-TYPE
ロードスターにおすすめの車高調の7つ目は、ENDLESSです。青いキャリパーのブレーキで有名なメーカーですが、サスペンションキット「ZEAL」も展開しています。ブレーキで培ったノウハウを活かし、路面に吸い付くような、しなやかな足回りに定評があります。
特に「Function.com」シリーズは、オーダーメイド感覚でスプリングレートや減衰特性を選べるため、よりパーソナルなセッティングを追求したいハイエンドユーザーに適しています。他の国内メーカーとは一線を画す、レースフィールドからのフィードバックが色濃く反映されています。
•公式サイト: https://www.endless-sport.co.jp/products/suspension/index.html
輸入・欧州プレミアムメーカー
価格は高めですが、唯一無二の乗り味と性能を提供する海外ブランドです。本物志向のユーザーに選ばれています。
⑧BILSTEIN(ビルシュタイン)B14 (PSSキット) / B12
ロードスターにおすすめの車高調の8つ目は、BILSTEINです。黄色と青のカラーが特徴のドイツの名門。ロードスターのRSグレードで純正採用されるほどの信頼性を誇ります。その乗り味は「ドッシリとした安定感」と「フラットな乗り心地」が特徴で、まるで欧州車のような上質さをロードスターにもたらします。
OHLINSのような「魔法の乗り心地」とは異なり、路面状況を正確に伝えつつも不快感を排除する、洗練されたフィーリングを求める方に最適です。
•公式サイト(阿部商会): https://www.bilstein.jp/bilstein/index.html
⑨OHLINS(オーリンズ)Road & Track DFV (Type HAL)
ロードスターにおすすめの車高調の9つ目は、OHLINSです。スウェーデン発、二輪・四輪の世界で最高峰ブランドの一つ。独自のDFV(デュアル・フロー・バルブ)機構により、ギャップを乗り越えた際の突き上げ感の少なさと、高いコーナリング性能という相反する要素を両立します。
他のメーカーが性能と快適性のバランスを追求する中で、OHLINSはその両方を高次元で実現する唯一無二の存在と言えるでしょう。ロードスター用の車高調の価格は高価ですが、その性能は多くのユーザーを魅了しています。
•公式サイト(ラボ・カロッツェリア): https://ohlins.czj.jp/auto/Item/DFV-ND5.html
⑩KW(カーヴェー)Variant 3 (V3) / Clubsport
ロードスターにおすすめの車高調の10つ目は、KWです。KWは、ドイツのサスペンションメーカーです。特に「Variant 3 (V3)」は、伸び側と縮み側の減衰力を個別に調整できるという、非常に高度なセッティング自由度を誇ります。
これにより、路面状況や走行スタイルに合わせた、プロレベルの細やかな調整が可能です。また、錆に強いステンレス製ケースを採用しており、耐久性にも優れます。OHLINSが「完成された乗り味」を提供するのに対し、KWは「セッティングを突き詰める楽しさ」を求めるユーザーに最適です。
•公式サイト: http://www.kwsuspensions.jp/
⑪ST Suspensions(エスティー)ST X / ST XTA
ロードスターにおすすめの車高調の11つ目は、ST Suspensionsです。KWの姉妹ブランドであり、KWの技術をベースにしながら、素材などを変更することでコストパフォーマンスを高めています。
KWの高度な技術を手頃な価格で体験できるのが最大の魅力です。KWが提供する究極のセッティング自由度までは求めないが、欧州ブランドのしっかりとした乗り味と品質を体験したいというユーザーに最適な選択肢となります。
•公式サイト: https://www.st-suspensions.jp/
コストパフォーマンス重視メーカー
とにかく手軽にローダウンを始めたい、というエントリーユーザー向けの選択肢です。
⑫LARGUS(ラルグス)Spec S
ロードスターにおすすめの車高調の12つ目は、LARGUSです。全長調整式・減衰力調整機能付きでありながら、5万円台からという圧倒的な低価格を実現した「Spec S」が人気です。
他の国内メーカーと比較しても、その価格帯は群を抜いており、「まずは車高調というものを試してみたい」「予算を抑えてローダウンを実現したい」というエントリー層に強く支持されています。性能面では上位モデルに及ばない点もありますが、価格を考慮すれば十分な機能を提供します。
•公式サイト: https://www.largus.co.jp/products/spec_s.html
ロードスターの車高調取り付け後の「1G締め」と「アライメント調整」
ロードスターの車高調は、ただ交換するだけでは本来の性能を発揮できません。車高調を取り付けた後の「仕上げ」が非常に重要です。
ロードスターの足回りの自由度とアライメントの関係
アライメントとは、車体に対するタイヤの角度や位置関係のことです。ロードスターは、多くの車種と異なり、前後合わせて10箇所ものアライメント調整が可能です。車高を変えると、このアライメント数値が大きく狂ってしまいます。
狂ったまま走行すると、ハンドルが取られたり、まっすぐ走らなかったりするだけでなく、タイヤが異常な減り方(偏摩耗)をして、寿命を著しく縮めてしまいます。車高調交換後は、必ずアライメント調整を行いましょう。
アライメントの狂いはタイヤの偏摩耗に直結します。ロードスターに最適なタイヤ選びについては、こちらの記事も参考にしてください。


乗り心地を劇的に変える「ブッシュの1G締め」とは?
サスペンションアームの付け根には、「ブッシュ」と呼ばれるゴム製の部品が使われています。車高調の交換作業を、タイヤが浮いた状態(0G)で行い、そのままボルトを締め付けてしまうと、車体を下ろしてタイヤが接地した状態(1G)になったときに、ブッシュが常にねじれた状態になってしまいます。
このねじれがサスペンションのしなやかな動きを妨げ、乗り心地の悪化や異音の原因になります。「1G締め」とは、タイヤが接地した状態で、一度アーム類のボルトを緩め、ブッシュのねじれを解放してから再度締め直す作業のことです。ロードスターに車高調を取り付けた後の1G締めが、車高調本来の性能を引き出す鍵となります。
街乗り・峠・サーキット:目的別アライメント数値の目安
ロードスターに車高調を取り付けた後のアライメントのセッティングに「絶対の正解」はありません。直進安定性を重視するならトーイン、回頭性を重視するならトーアウト、といったように、オーナーの走り方や好みに合わせて調整します。信頼できるショップと相談しながら、自分だけのベストなセッティングを見つけ出すのも、足回りカスタムの醍醐味です。
【グレード別】ロードスター990S/RF/NR-Aに最適な車高調セッティング
同じNDロードスターでも、グレードによって車重や特性が異なるため、車高調のセッティング方法も調整する必要があります。それぞれのロードスターの個性を活かすセッティングの考え方を紹介します。
軽量な「990S」の良さを活かす足回りの考え方
車重990kgという軽さが最大の武器である990S。その軽快感を損なわないためには、過度に硬いスプリングや高い減衰力は避けるのがセオリーです。軽量な車体に合わせた、しなやかに動く足回りを選ぶことで、持ち前のひらひらとしたコーナリング性能をさらに伸ばすことができます。
車重のある「RF」に求められる減衰力と剛性
電動リトラクタブルハードトップを持つロードスターRFは、ソフトトップモデルに比べて車重が重く、特にリア周りの重量が増しています。そのため、ソフトトップと同じセッティングでは、コーナーでリアが粘りきらない、あるいは段差で不快な揺れが収まらない、といった状況になりがちです。RFには、その重量をしっかりと支えられる、やや高めの減衰力や剛性を持つ車高調が適しています。
モータースポーツベース「NR-A」からのステップアップ
NR-Aには、標準でビルシュタイン製の車高調整機能付きダンパーが装着されています。しかし、調整範囲には限りがあり、より低い車高や幅広いセッティングを求めて社外の車高調に交換するケースも少なくありません。純正ビルシュタインの乗り味を基準に、自分がどの方向性(より快適に、よりハードに)を求めるのかを明確にすることが、ステップアップ成功の鍵です。
990SとNR-Aの違いなど、各グレードの詳細な比較については、こちらの記事で詳しく解説しています。


ロードスターに最適な車高調を選ぼう! まとめ
本記事では、ロードスターの車高調選びについて、メリット・デメリットから具体的な製品比較、取り付けの注意点までを解説してきました。
理想の「人馬一体」を実現するためには、まず自分の走行シーン(街乗りでのスタイリング重視か、サーキットでのタイムアップか)を明確にし、予算や好みの乗り味に合ったメーカーを絞り込むことが第一歩です。特別な理由がない限りは「全長調整式(フルタップ式)」を選び、減衰力調整やオーバーホールの有無を確認しておくことで、導入後の後悔を最小限に抑えられるはずです。
また、製品選びと同じくらい重要なのが、取り付け後の「1G締め」と「アライメント調整」です。ロードスターの繊細な足回りのポテンシャルを100%引き出すためには、これらの仕上げ作業をセットで考えることを強くおすすめします。
車高を下げて精悍になった愛車を眺める喜びや、交差点を一つ曲がるだけで実感できるハンドリングの変化は、ロードスターオーナーにとって最高のスパイスになります。この記事を参考に、あなたのライフスタイルに寄り添う最高の一本を見つけて、より深いロードスターライフを楽しんでください。まずは気になったメーカーの公式サイトで、スペックを詳しくチェックしてみましょう!



ロードスターの純正足に飽きた方は、ぜひ車高調の導入を検討してみてね!



ロードスターに車高調を取り付けるだけで、まったく違った乗り心地になりますよ!




