「ロードスターやめとけ」って本当なの?
ロードスターに乗ると後悔する?
「ロードスターはやめとけ」と言われるのは、MAZDAのロードスターが欠陥のある車だからではありません。
2人乗りで荷物もほとんど積めず、快適性や利便性よりも走る楽しさに全振りしたクルマなので、用途を間違えるとロードスターを買ったことに対する後悔につながります。
たとえば「ユーノスロードスターはやめとけ」「NBロードスターはやめとけ」といった声も同様で、どの世代でも実用性を期待する人には厳しいです。

逆に、運転そのものを趣味として楽しむ人にとって、ロードスターはこれ以上ない相棒になります!
この違いを理解せずに購入すると理想と現実のギャップに戸惑い、「ロードスターはやめとけ」と言われてしまうのです。
本記事では、ロードスターはやめとけという意見について詳しく解説していきます。
ロードスターオーナーである私が後悔した点なども紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
ロードスターはやめとけと言われる理由は?7つのデメリットを解説


ロードスターはやめとけと言われる理由として挙げられる7つのデメリットは、以下の通りです。
それぞれのポイントを詳しく解説していくので、ロードスターの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
①「2人乗り」と「荷物が乗らない」という現実
ロードスターはやめとけと言われる理由の1つ目は、2人乗りと荷物が乗らないという現実です。
ロードスターは2人乗りのスポーツカーであり、荷物スペースが非常に限られています。
日常の買い物でまとめ買いをした場合、すぐにトランクが満杯になってしまい、大きな荷物を積むことは困難です。
さらに、家族や友人を急遽送迎しなければならない場面でも、座席数が2つしかないため対応することができません。



ロードスターが2人しか乗れない車であることで、困ったことは何度もあります…
「夫婦2人だけだから問題ない」と考える方でも、実際にはいざという時に不便を感じることが少なくありません。
また、オープンカーという構造上、リアシートや大容量の収納スペースがないため、アウトドアやスポーツ用品などの大きな荷物を運ぶ用途には適していません。
ロードスターを「趣味の車」として割り切って使用するのであれば非常に魅力的ですが、日常生活で多用途に活用したい方には実用性の面で不便さが目立つのが現実です。


② 狭い車内で乗り心地が悪い
ロードスターはやめとけと言われる理由の2つ目は、狭い車内で乗り心地が悪いという点です。
ロードスターはコンパクトでスポーティな設計を重視しているため、車内空間は非常にタイトです。
身長の高い方の場合、足元や頭上のスペースに余裕がなく、ドアの開口部も小さいため乗り降りが困難に感じることがあります。



私の身長は176cmですが、少し乗り降りが不便だと感じることがあります…
特に高速道路では会話が聞き取りにくくなり、長距離移動時には疲労が蓄積しやすいという問題があります。



ロードスターRFを選ぶだけでかなり静かになるから、ロードノイズを気にしている方はRFがおすすめだよ!
加えて、スポーツカーとしての走行性能を重視するため、足回りが硬めに設定されており、路面の段差や凹凸を拾いやすい特性があります。
そのため、乗り心地は快適とは言えず、街中での走行でも振動を強く感じることがあります。



私はロードスターのRSグレードに乗っていますが、思っていたよりも足回りが硬すぎなくて乗りやすいと言われました!



乗り心地の悪さの感じ方は、人それぞれみたいだね!
このように、静粛性や快適性を重視する方にとっては、「ロードスターはやめておいた方が良い」と言われる大きな理由となっています。
スポーティさを優先するか、快適性を求めるかで評価が大きく分かれるポイントです。
③ 維持費が高く貧乏には維持できない?
ロードスターはやめとけと言われる理由の3つ目は、維持費が高くて貧乏には維持できないと思われている点です。
ロードスターの維持費は、軽自動車やコンパクトカーと比較すると相当高額になります。
排気量に応じた自動車税、スポーツカーとして分類される任意保険料、そしてハイオク仕様のガソリン代など、基本的なランニングコストが高くつきます。



確かにロードスターの維持費が少し高いと感じる時もあります…
さらに、オープンカー特有の幌(ソフトトップ)は経年劣化により定期的な交換が必要で、その費用は20万〜30万円程度になることもあります。
加えて、年式が古くなるにつれて各部品の交換や修理費も増加し、特に足回りや電装系の不具合が発生しやすい傾向があります。
車両価格が手頃だからといって安易に購入すると、維持費の面でロードスターに乗ったことを後悔する可能性が高いのです。



私の場合はロードスターの維持費の後悔よりも、乗る楽しさが勝っています!
項目 | 年間費用目安 |
---|---|
自動車税 | 約3.5万円 |
任意保険料 | 約8〜12万円 |
ガソリン代 | 約15万円 |
駐車場代 | 約12〜24万円 |
車検・整備費 | 約10万円 |
幌交換(数年ごと) | 20〜30万円 |
このように、安定した収入に余裕がないと維持が困難な現実があるため、「経済的に余裕がないとロードスターを維持できない」と言われています。


④ 特に中古のNA・NBは故障が心配
ロードスターはやめとけと言われる理由の4つ目は、NA・NBロードスターの故障が心配な点です。
年式の古いNA型やNB型のロードスターは、車両価格が手頃に見えても経年劣化による不具合が避けられません。
NA・NBロードスターによくある問題として、以下のような後悔が挙げられます。
- 幌の劣化
- ウェザーストリップの硬化による雨漏り
- パワーウィンドウやウインドウレギュレーターの動作不良
- メーターパネルや照明などの電装系接触不良
また、下回りの錆や足回りブッシュのひび割れなども発生しやすく、これらは走行フィーリングに直接影響を与えます。
「NAロードスターはやめとけ」「NBロードスターはやめとけ」と言われやすい背景には、このような維持管理の難しさがあるのです。



NA・NBロードスターについて気になっている方は、以下の記事も参考にしてね!




⑤ 走りは楽しいが遅い?パワー不足に後悔するかも
ロードスターはやめとけと言われる理由の5つ目は、走りは楽しいけど遅いからパワー不足に後悔するかもしれないという点です。
ロードスターは車両の軽さと応答性によって走行の楽しさを生み出す設計思想であり、絶対的な加速性能は控えめに設定されています。



ロードスターが気になるという友人も多くいますが、加速感を求める友人には「やめとけ」と伝えています…



ロードスターのRFなら、比較的加速感があるから満足できるかもしれないよ!
特に大人2名が乗車し荷物を積載した状況では、上り坂での加速が鈍くなり、適切なギヤ選択や回転数の維持が必要になる場面も出てきます。
数値的な速さよりも、ステアリングの正確性や車体の一体感に価値を見出せるかどうかが満足度の分かれ目となります。
速さを最優先に考えるのであれば他の車種が適しており、運転体験そのものを最優先できるのであれば「遅いけれど楽しい」という評価に変わるでしょう。
⑥ オープンカーならではの後悔と宿命
ロードスターはやめとけと言われる理由の6つ目は、オープンカーならではの後悔と宿命です。
屋根を開放する爽快感と引き換えに、気候や外部環境の影響を強く受けることになります。
また、花粉や黄砂、排気ガスの臭いなども車内に入り込みやすいという問題があります。



私はロードスターでオープン走行をする機会が多いです。後悔するとまではいきませんが、他の車よりも車内の清掃が大変に感じます。
さらに、ソフトトップは防犯面での脆弱性が指摘されており、駐車環境によっては精神的な負担となる場合があります。
風による髪型の乱れや、日焼け・乾燥対策の手間も増加します。
住んでいる地域や生活環境によってオープンドライブの頻度が少ない場合、「せっかくの機能を活用できない」という後悔につながりがちです。



しかし、ロードスターをオープンにできない場合でも、一概にやめとけとは言えません。



オープンにしなくても、ロードスターのライトウェイトを活かした走行も楽しいよ!
- 気温・紫外線の影響を受けやすい
- ソフトトップの防犯・耐候性に不安が残る
- 花粉や外部の臭いが侵入しやすい
- 乗車時の服装に配慮が必要


⑦ 女性オーナーが感じるリアルな不便さ
ロードスターはやめとけと言われる理由の7つ目は、女性オーナーが感じるリアルな不便さです。
女性オーナーの声として多く聞かれるのは、日焼け対策と服装への配慮に関する問題です。
強い日差しの季節にはUV対策や帽子、アームカバーなどが必須となり、メイクの持ちにも注意が必要になります。
また、タイトな車内空間と低い着座位置により、スカートやロングコートでの乗り降りには気を使う必要があり、ヒールのある靴ではペダル操作がしにくい場合もあります。
特に身長が低い女性の場合は、ペダルまでの距離がギリギリになることもあり、ヒールアンドトゥが難しいという方もいます。



友人の女性オーナーも、「座席を一番前にしてなんとか足が届くレベル」と言っていましたね…
ただし、これらの不便さえも楽しめる女性であれば、ロードスターのデメリットをあまり感じることはないでしょう。




ロードスターの後悔ポイント【現役オーナーの意見】





私は「ロードスターはやめとけ」というつもりはありませんが、実際に乗っていて後悔したポイントを紹介していきます。
「ロードスターはやめとけと言われる理由は?7つのデメリットを解説」で紹介した中では、以下の4つの理由で後悔したことがあります。
それぞれの理由ごとに、実際にロードスターで後悔したタイミングを紹介していきます。
「2人乗り」と「荷物が乗らない」という現実
- 【1つ目】
友人と遊びに行く際に、2人しか乗れないことでロードスターで出かけられなかったとき。 - 【2つ目】
ロードスターに2人乗車している状態で、家族から「迎えに来て欲しい」と言われたとき。 - 【3つ目】
タイヤ交換の際に、ロードスターにタイヤを乗せて車屋まで持っていけなかったとき。 - 【4つ目】
ロードスターの車高調を車屋に持っていけなかったとき。



このように稀にロードスターで後悔をするタイミングがありますが、家族の車を借りることで十分に解決できています!



家族に借りれない時は、レンタカーを活用するのもおすすめ!
狭い車内で乗り心地が悪い
- 【1つ目】
ドリンクを2本以上買ってしまって、ロードスターの車内に置く場所が無かったとき。 - 【2つ目】
ロードスターの乗り降りの際に、幌の部分に頭をぶつけてしまったとき。 - 【3つ目】
あまりにも眠くて、ロードスターの車内で眠ろうと思ったが、狭すぎて眠れなかったとき。



幌の部分に頭をぶつけたり眠れなかったりする点は、どうしようもないですね…
ドリンクを2本以上買ってしまった場合は、早めに飲み干してゴミを捨てれば、車内も清潔に保てるのでおすすめです!
また、ドリンクホルダーをもう1つ購入して、飲み物を3つ置けるようにする方法もあります。
維持費が高く貧乏には維持できない?
- 【1つ目】
NDロードスターはレギュラーではなく、ハイオクなのでガソリン価格が高いと感じたとき。 - 【2つ目】
ロードスターを納車する際に自動車保険を比較していて、保険料が高いと感じたとき。 - 【3つ目】
ロードスターのタイヤ交換の際に、タイヤの費用が全体的に高いと感じたとき。



自動車保険やタイヤの価格は、しっかりと比較すればそれほど高くはなりません!
また、ハイオクが高いと感じる方も多いですが、ロードスターは燃費が良いので、それほどガソリン代を気にする必要はないと言えます。
オープンカーならではの後悔と宿命
- 【1つ目】
ロードスターをオープンにして長距離を走った後の、車内の清掃に手間がかかるとき。 - 【2つ目】
夏の直射日光で、ロードスターの車内が暑くなっていたとき。 - 【3つ目】
乗り降りの際に防犯を意識する場合、ロードスターの屋根を毎回開け閉めする必要があるとき。



ロードスターのオープン走行の楽しさと比較すると、どれも後悔するほどではないでしょう!
オーナーの後悔①高速道路での安定性が低い
私がロードスターに乗っていて後悔した点の1つ目は、高速道路での安定性が低いことです。
ロードスターは車重が軽く、横風や大型車による乱気流の影響を受けやすいです。
しかし、メリットばかりではなく、ホイールベースの短さによって路面状況の影響を受けやすく、安定感が損なわれてしまいます。



120km/hほどで走る際に、路面状況が悪い箇所を通るとハンドルが取られる感覚があります…
私は車高調を取り付けてみたら、かなり高速道路での安定性が向上したので、気になる方は車高調の取り付けを検討してみるのがおすすめです。


オーナーの後悔②幌に気を遣う必要がある
私がロードスターに乗っていて後悔した点の2つ目は、幌に気を遣う必要があることです。
最新のND型ロードスターの幌は、かなり丈夫になっていますが、経年劣化は避けられません。
また、洗車機を使用すると幌の劣化が早まるので、ロードスターは手洗い洗車をしなければならない点も後悔するポイントです。



ロードスターは車体は小さいので、洗車をする際に他の乗用車よりも手間はかかりませんが大変ですね…
そのほか、ロードスターの幌は、野良猫がくつろいだり爪とぎをしたりするケースも多いため、カバーをかけておくのが安心です。
#フォロワーの8割が経験したことないこと
— 俊彦 (@toshicat_mx_5) June 28, 2023
NDロードスターの幌の上に猫6匹 pic.twitter.com/V2uOlRcf6n
黄砂より怖い敵がいた😱
— はっすー🚗🚗🌘🌗🌖🌕🌔🌓🌒 (@has4020) November 24, 2023
また、ボンネットから幌までやられた😱
昨日、洗車したのに‥😅#ロードスター#猫 pic.twitter.com/Tyu1Uq6ddr



ロードスターを猫や直射日光から守るためにも、ボディカバーは必須だよ…


オーナーの後悔③カスタムにお金がかかる
私がロードスターに乗っていて後悔した点の3つ目は、カスタムにお金がかかることです。
純正のままでも十分にロードスターはかっこいいですが、より自分好みに変えようと思うとカスタムパーツにお金がかかります。



私は、マフラー・車高調・ペダル・CarPlayなどにお金を使いました…
そのほか、タイヤなどの消耗品もこだわると、かなりお金がかかります。



純正でも問題ない人ならお金はかからないよ!
オーナーの後悔④運転が楽しすぎて走行距離が伸びる
私がロードスターに乗っていて後悔した点の4つ目は、運転が楽しすぎて走行距離が伸びてしまうことです。
ロードスターはとにかく運転が楽しいので、少し買い物に行っただけでも、帰りに遠回りしてしまいます。



特にオープンで走っている時は、運転がやめられずちょっとした買い物で100km以上走ってしまうときもあります…
走行距離がかさむと、自動車保険が高くなったりガソリン代が必要になったりするなど、維持費が高くなりがちです。



でも、デメリットよりも楽しさが勝ってしまうのがロードスターの良さだよ!



ロードスターが楽しすぎて、納車日から1年半ほどで約45,000km走っています…
ロードスターはやめとけと言われるポイント【モデル別】


「ロードスターはやめとけ」と言われることもありますが、すべてのモデルが問題視されているわけではありません。
ここからは、ロードスターの中でも特に「やめとけ」と言われることが多いモデルについて詳しく紹介していきます。
以下の3つを解説していくので、各モデルのロードスターを検討している方は、購入前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
観点 | NA | NC | RF |
---|---|---|---|
魅力 | 原点の軽快感 | 安定した懐の深さ | 静粛性と全天候性 |
注意点 | 経年劣化・部品入手 | 重さ由来のキレ味 | 斜め後方視界・機構の複雑さ |
予算感 | 仕上げ費の計上必須 | リフレッシュ費を想定 | 本体総額が高くなりやすい |
NAロードスターはやめとけ
1つ目は、NAロードスターはやめとけという意見についてです。
初代NAロードスター(ユーノスロードスター)は軽快な走りで多くのファンを魅了していますが、年式相応の手入れと費用負担を覚悟していないと後悔する可能性が高いです。
長年の使用により、以下のような経年劣化による症状が目立ちます。
- ソフトトップやウェザーストリップの劣化
- パワーウィンドウやウインドウレギュレーターの動作不良
- 内装樹脂パーツや配線の日焼けによる劣化・ひび割れ
補修部品については入手性が改善されたものもありますが、純正部品が欠品となり再生産待ちの状態が続いたり、社外品に頼らざるを得ない場面も残っています。



趣味として車を育てていく覚悟と予算がある方であれば満足度は非常に高いでしょう!
しかし、NAロードスターを日常の移動手段として一台で済ませたい方にはおすすめしづらいです。


NCロードスターはやめとけ
2つ目は、NCロードスターはやめとけという意見について紹介していきます。
三代目のNCロードスターは、先代と比較してボディサイズが大きく重量も増加し、操縦感覚はより安定したグランドツーリング寄りの特性になっています。
また、他のロードスターにはない丸みを帯びたデザインは好みが分かれやすく、この外観の好き嫌いが購入後の満足度を大きく左右します。
中古車市場では、足回りのブッシュやダンパーの劣化、可動部分のガタつきなどが走行性能の印象を悪化させやすく、これらの修理費用を見込まずに購入すると期待を下回る結果になりがちです。
NCロードスターの維持管理の安心感を重視するのであれば、整備履歴が充実した個体を選ぶことが前提となります。



しかし、それが困難な場合は、NCロードスターはやめとけという判断も合理的です…
軽快な感覚を重視する方は後悔しないためにも、現行のNDロードスターとの試乗比較で違いを確認することをおすすめします。



でも、NCロードスターは速いと言われているから、速さを求める方にはおすすめだよ!


ロードスターRFはやめとけ
3つ目は、ロードスターRFはやめとけという意見です。
電動ハードトップを採用したロードスターRFは、全天候対応や静粛性の向上といった利点があります。



私はソフトトップに乗っていますが、ロードスターRFはカーブ時の重量感が強かったですね…



ヒラヒラ感を重視するなら、ソフトトップがおすすめだよ!
また、ソフトトップよりも車両価格も高めに設定される傾向があり、オプション装備を追加することで総額が大幅に膨らみやすい点にも注意が必要です。
さらに、ロードスターRFの中古車を検討する際は、チェック項目がソフトトップモデルよりも増加します。
- ルーフ機構の動作音
- ルーフ開閉の作動速度
- シール部分の密着具合
ルーフの開閉による爽快感は独特の魅力がありますが、軽快さとミニマルな構造を重視して選ぶ方には「ロードスターRFはやめとけ」という結論になることが多いです。
購入動機が「静粛性・全天候対応・防犯性」にある場合は相性が良いですが、逆に「軽さ最優先」で考える場合はソフトトップモデルを選ぶ方が後悔は少ないでしょう。
「やめとけ」を覆す!ロードスターを買っても後悔しない人の特徴


「ロードスターはやめとけ」という意見をよく耳にしますが、反対にロードスターを買って良かったと感じる人も多いです。



実際に私は「やめとけ」という周りの声を無視して、ロードスターを買って良かったと思います。
ここからは、ロードスターを買っても後悔しない人の特徴を紹介していきます。
周りからロードスターはやめとけと言われるが、ロードスターに興味を持って購入したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
特徴1:運転そのものを心から楽しめる人
ロードスターを買っても後悔しない人の特徴1つ目は、運転そのものを心から楽しめる人です。
スペック上の数値やゼロヨン加速の記録よりも、「思い通りにコーナーを攻められたか」「ペダル操作に対する車の反応が自然かどうか」を評価軸にできる方は満足度が高くなります。
軽量で視界の良いロードスターは、法定速度内でもコントロールする喜びを十分に味わうことができます。



ロードスターは法定速度で走っていても、運転が楽しいよ!
マニュアルトランスミッションでのシフト操作やヒール&トウ(減速時に同時に回転合わせを行う技術)を練習したい方には格好の教材となります。
毎日の通勤路でもライン取りや荷重移動を試すことができ、雨天時や気温の変化による車両挙動の違いを学ぶことができるため、運転技術の上達実感が長期間続きます。
小さな入力にも素直に応えるステアリングは、自分の操作が路面にどのように伝わるかを明確にフィードバックしてくれるため、運転が上達していることを日々実感できます。



運転が上手くなっていることを実感できれば、「早く運転したい!」とロードスターに乗りたい欲が爆増しますよ!
特徴2:実用性を別の車でカバーできる「2台持ち」の人
ロードスターを買っても後悔しない人の特徴2つ目は、実用性を別の車でカバーできる「2台持ち」の人です。
荷物を運んだり、人を乗せたりする場合に別の車を使える方は、ロードスターのデメリットである「2人乗り」という短所に感じにくくなります。



確かに私の周りのロードスター乗りも、2台以上所有している方が多いです!
家族と役割分担を明確に決め、ロードスターは週末や通勤時の「楽しむための足」として使用する運用であれば、維持費や装備に対する不満も減少します。
もし自家用車2台持ちが困難な場合でも、近隣のカーシェアリングやレンタカーを併用し、必要な時のみ実用性を補うという発想も有効です。



「ロードスターは2人乗りだからやめとけ」と言われることが多いけど、必要な時だけレンタカーを使えば良いね!



2人乗りという点で後悔することはほとんど無いので、私はロードスターを買って満足しています!
保険の等級や使用目的区分を見直してコストを最適化すれば、趣味車としての負担感をさらに軽減できます。
特徴3:不便さや手間を楽しめる人
ロードスターを買っても後悔しない人の特徴3つ目は、不便さや手間を楽しめる人です。
例えば、以下のような小さなメンテナンスを楽しむことができます。
- 洗車後にソフトトップへ保護剤を塗布し、縫い目やウェザーストリップを点検する作業
- 風の巻き込みを抑制するパーツを試してみる作業
- 気になる軋み音をグロメットやグリスアップで解消する作業
- AppleCarPlayを後付けする作業
- オイルやオイルフィルターを交換する作業
このような能動的なケア・カスタムを積み重ねることで車への愛着が深まり、欠点だと思っていた部分が個性として愛おしく感じられるようになります。
必要な工具を少しずつ揃え、トルクレンチで規定トルクを守る習慣や、締結部の清掃・防錆処理を学ぶ過程そのものが楽しみに変わります。
メンテナンスの考え方も「故障したから修理する」から「良い状態を維持する」という予防の発想に切り替わり、オーナー主体の関与が満足度を大きく向上させます。






特徴4:オープン走行の開放感に何よりの価値を感じる人
ロードスターを買っても後悔しない人の特徴4つ目は、オープン走行の開放感に何よりの価値を感じる人です。
ソフトトップを開けた瞬間に得られる開放感や、朝夕の涼しい空気、季節の香りまで感じ取れる体験に価値を見出せる方は高い満足度を得られます。
風と音の演出によって実際の速度以上の充足感が生まれ、短距離の移動でも特別な時間に変化します。



ロードスターでオープン走行をすれば、日々のちょっとした移動が特別になるので、後悔することはほとんどありません!
日焼けや寒暖差への対策を工夫し、ネックウォーマー・サンバイザー・ウインドブロッカーなどを使い分けることができる方であれば、ロードスターのデメリットを上回る幸福感を得ることができます。
「ロードスターやめとけ」はライフスタイルが合わない方への警告 本記事のまとめ


本記事では、ロードスターはやめとけという意見について詳しく解説しました。
記事内で解説してきたように、「ロードスターはやめとけ」と言われる理由には、実用性の乏しさや維持費の負担、故障リスク、快適性の低さなど現実的な側面があります。
しかし、運転そのものの楽しさやオープン走行の開放感を最優先にできる人、実用性を別の車でカバーできる人にとっては唯一無二の存在になります。
要するに、「ロードスターやめとけ」と言われる内容は欠点の裏返しであり、それらを理解した上で情熱を注げるなら大きな満足を得られるのです。



以下のチェックリストのすべてに「はい」と答えられる方は、ロードスターはやめとけという言葉を無視して購入した場合でも、後悔することはないでしょう。
- 実用性は他の車や手段でカバーできるか
- 維持費の増加や幌の交換など予備費を確保できるか
- 日焼け・騒音・狭さなどを工夫で楽しめるか
- 遅さを気にせず運転体験そのものを価値と考えられるか