夏のロードスターは暑い?
夏でもロードスターを快適に乗る方法が知りたい!
マツダロードスターというと、青空の下、風を感じながら爽快に走るイメージがありますよね。しかし実際には「夏のロードスターは暑くて乗れないのでは?」という疑問や不安を持つ方も少なくありません。
オープンカーである以上、直射日光を浴びやすく、「夏は特に暑いのではないか」という懸念は当然のことでしょう。

私自身、ロードスターオーナーとして夏の運転に悩んだ経験があります。
この記事では、夏のロードスターは本当に暑いのか、に加えて夏でも快適にロードスターを楽しむための具体的な対策について詳しく解説します。これからロードスターの購入を検討している方も、すでにオーナーの方も、夏のドライブをより快適に楽しむためのヒントが見つかるはずです。
ロードスターは夏に本当に暑いのか?実態を検証
夏は厳しいですが、春のオープンカーは最高に気持ちいいですね。子どもも助手席に座ったらすごくドライブを楽しんでくれます。
引用元:みんカラ
カッコ良さで選んだレザーシートは、予想を超える北海道の暑さにやられます。連休明けたらいきなり夏。摂氏30度を超える日もざら。キャビンスペースは狭小ですから、エアコンはよく効くんでありますが、冷えるのは前身頃ばかり。お腹はポンポンペインになるほど冷えるのに、背中は蒸れ蒸れなんであります。
レザーシートは通気性がありません。好んでレザーソールの靴を履く方は、メリットに通気性を挙げられますが、自動車のシートは高温や紫外線による劣化を防ぐため、厚く塗装されていますから、ビニールと大して違いがありません。
できればオフィスチェアのようなメッシュシートにして、季節に応じて冷風や温風を吹いてくれたらありがたいなあ。それが無理なら空調服みたいなカバーがあればいいなあ。
引用元:マツダ ロードスターRFをレザーシートしたら夏の暑さに後悔
上記のように、多くのロードスターオーナーが夏の暑さに悩んでいることが分かります。



私も夏の暑い時期のロードスターは辛いと感じることも多いです…
ここからは、夏のロードスターが暑いと言われる実態について調査した結果を紹介します。
ロードスターの構造と暑さの関係
ロードスターはソフトトップもしくはハードトップ(RFモデル)のオープンカーです。オープンカーの最大の特徴は、天井部分を開放できることにありますが、ロードスターの構造が夏の暑さとどう関係するのでしょうか。
実は、オープンカーには夏の暑さに関して「誤解」があります。多くの人が「屋根がないから暑い」と考えますが、実際にトップを開けて走行している状態では、風通しが良いため体感温度は意外と低く感じることが多いのです。
夏のロードスターの暑さが問題となるのは、主に以下の状況です。
- 停車中や低速走行時にトップを開けている場合
- トップを閉じているときの車内温度
- 直射日光によるシートやステアリングの熱さ
オープンカーの構造自体が夏に暑いというわけではなく、使い方や状況によって暑さの感じ方が大きく変わるという点が重要です。
実際のオーナーの声:夏のロードスターはどうなのか
実際のオーナーたちは夏のロードスターについてどう感じているのでしょうか。
多くのオーナーの声を集めたところ、「トップを開けて高速走行している分には暑くない」という意見が多く見られました。風が体を包み込むため、むしろ心地よいと感じる方も少なくありません。
一方で、「信号待ちなどの停車中は直射日光で非常に暑い」「駐車後の車内温度は普通の車以上に上昇する」という声も多く聞かれます。
特に黒や濃紺などの濃色のロードスターを所有するオーナーからは、「シートが熱くなって座れないことがある」という声も。実際、夏の晴れた日に駐車した後のシート表面温度は60℃近くまで上昇することもあるのです。



夏の暑い時期は、ロードスターのハンドルやシフトノブなどもかなり熱くなっていることが多いです。
特に黒のレザーシートの場合、夏場は熱を持ちやすくなるのでかなり暑いです。
私のロードスターも、黒のレザーシートであり、去年の夏の暑さにびっくりした記憶があります…
ロードスターのエアコン性能は夏の暑い時期でも十分か?
夏の暑い時期のロードスターのエアコン性能についても確認しておきましょう。結論から言えば、最新のND型ロードスターのエアコン性能は、車体サイズの割に十分な冷却能力を持っています。
ただし、小型車であるため大型セダンやSUVのような強力な冷房能力はありません。また、車内空間が小さい分、直射日光による温度上昇も早いという特徴があります。



冷えるのも早いけど、暑くなるのも早いんだよ…
マツダの公式サイトでは、ロードスターの「人馬一体」というコンセプトのもと、快適な走行環境を提供するための工夫が施されていることが紹介されています。エアコンシステムも運転の楽しさを損なわないよう設計されているのです。
夏の暑い時期のロードスターで起こりやすい5つの問題


夏のロードスターでは、以下のような問題が発生しやすいことを理解しておきましょう。
- 直射日光による車内温度の急上昇
- シートやステアリングの熱さ
- 紫外線による肌へのダメージ
- 高温による車両パーツへの影響
- 熱中症のリスク
①直射日光による車内温度の急上昇
夏の暑い時期のロードスターで起こりやすい問題の1つ目は、直射日光による社内温度の急上昇です。ロードスターに限らずどんな車でも起こる問題ですが、コンパクトな車内空間のロードスターでは特に顕著です。夏の直射日光下では、駐車後わずか30分で車内温度が外気温より20℃以上高くなることも珍しくありません。
②シートやステアリングの熱さ
夏の暑い時期のロードスターで起こりやすい問題の2つ目は、シートやステアリングの熱さです。レザーシートやビニールシート、金属部品を使用したステアリングは、直射日光を浴びると非常に高温になります。特に黒や濃色のインテリアの場合、表面温度は60℃を超えることもあり、触れただけでやけどのリスクがあります。



ハンドルやシフトノブをしっかりと握れないほど熱くなる場合もあるから注意してね!



冷房を効かせて、少し時間を空けてから運転するのがおすすめです。
③紫外線による肌へのダメージ
夏の暑い時期のロードスターで起こりやすい問題の3つ目は、紫外線による肌へのダメージです。屋根を開けてオープンで走行する際、直接紫外線を浴びることになります。夏の日差しは強く、日焼けだけでなく、長時間の露出は肌へのダメージ・シミ・しわの原因になることも。また、紫外線はインテリアの劣化も早める原因になります。
④高温による車両パーツへの影響
夏の暑い時期のロードスターで起こりやすい問題の4つ目は、高温による車両パーツへの影響です。エンジンルームを含む車両全体が高温になることで、バッテリーの寿命が短くなったり、オイルやその他の液体の性能が低下したりする可能性があります。特に、エアコンの効きが悪くなるとドライブの快適性が大きく損なわれます。



暑すぎるドライブは、いくらロードスターでもつらいですね…
⑤熱中症のリスク
夏の暑い時期のロードスターで起こりやすい問題の5つ目は、熱中症のリスクです。閉め切った車内で温度が上昇すると、乗車時に熱中症のリスクが高まります。特に子どもやペットを乗せる場合は注意が必要です。また、トップオープンでの長時間走行でも、直射日光と風による脱水症状で体調を崩すことがあります。



適度な水分・塩分の補給が大切です!
夏の暑い時期でもロードスターを快適に楽しむための7つの対策


夏の暑い時期でもロードスターを快適に楽しむための具体的な対策を7つご紹介します。
以下の7つに分けて解説していくので、夏のロードスターは暑いのではないかと心配している方は、ぜひ参考にしてください。
①駐車場所と駐車方法の工夫
屋内駐車場や日陰を選ぶ
可能な限り屋内駐車場や建物の日陰に駐車することで、直射日光による車内温度の上昇を防ぐことができます。
特に長時間駐車する場合は、位置取りが重要です。
日に当たる時間が短ければ、外装・内装の劣化や、ロードスターの車内の温度上昇をかなり抑えることができます。
車の向きを考える
駐車する際は、太陽の動きを考慮して車の向きを決めましょう。
午後まで駐車する場合は、ダッシュボード側が東を向くように駐車すると、フロントガラスからの日差しを軽減できます。
②サンシェードとカーカバーの活用
高品質なサンシェードを使う
フロントガラス用のサンシェードは夏の必需品です。特にロードスター専用にカットされたものを選ぶと、隙間なくフィットして効果的です。アルミ蒸着タイプは反射効果が高く、車内温度の上昇を抑えてくれます。
マツダの公式サイトでは、純正アクセサリーとしてロードスター専用のサンシェードが紹介されており、ピッタリとフィットするため効果が高いとされています。



以下の商品が純正品ですね!





純正品のサンシェードにこだわらないなら、比較的安価に購入できるよ!


ボディカバーの活用
長期間駐車する場合は、通気性の良いボディカバーを使用すると、直射日光だけでなく、小さなキズや汚れからも車体を守ることができます。
ロードスターの幌部分は、猫の爪とぎに使われている方も多いので、ハーフカバーだけでも付けておくことをおすすめします。



実際に私のロードスター友達も猫の被害を受けたそうです…
③車内温度を下げるためのテクニック
乗車前の換気
乗車する前に、ドアを開けて熱気を逃がしましょう。
可能であれば両サイドのドアやウィンドウを開けると、空気の流れができて効率的に換気できます。



私は、夏の車内が暑すぎる時は、屋根を開けて熱気を逃がしています!
エアコン使用の工夫
乗車後すぐは、窓を少し開けた状態でエアコンを最強で作動させ、熱い空気を外に逃がします。
その後、窓を閉めてエアコン温度を調整するのが効果的です。
④インテリア保護アイテムの活用
シートカバー・クッションの活用
熱くなったシートに直接触れないよう、通気性の良いシートカバーやクッションを使用するのも一つの方法です。
特に運転席用のクールタイプのシートカバーは、長時間のドライブでも快適に過ごせます。



特にレザーシートは、夏に熱くなりやすいので、ロードスターに乗る際は注意が必要ですね…
ステアリングカバーの使用
夏の暑い時期のロードスターは、ステアリングも非常に熱くなりやすいです。
熱を反射するタイプや、触れても熱くないステアリングカバーを使用すると良いでしょう。



まともにハンドルを握れないくらいに熱くなることもあるから、夏の運転は大変だよ…
ステアリングカバーは、比較的おしゃれなものも多く、手ごろな価格で付けられるのでおすすめです。
以下のステアリングカバーは、実際にロードスターに装着している方もいます。


⑤UVカット対策でドライバー自身を守る
UVカットのアイテム着用
夏の暑い時期にロードスターのオープン状態で走行する際は、UVカット機能付きのサングラス・帽子・アームカバーなどを着用しましょう。



私はサングラスが似合いませんが、それでも着用しています…(笑)
特に腕や首は日焼けしやすい部位なので、紫外線には注意が必要です。
ロードスターに乗って夏でもオープン走行する方は、アームカバーや帽子などの使用も検討してみましょう。



本当に日焼けするので、焼けたくない方は対策をおすすめします。
日焼け止めの活用
夏の暑い時期にロードスターに乗る場合、露出部分には日焼け止めを塗ることも重要です。
特にSPF30以上のものを選び、2〜3時間おきに塗り直すとより効果的です。
ロードスターで夏場もオープン走行している友人は、「日焼け止めは必須!」と言っています。



日焼け止めを塗ることで、夏でもロードスターのオープン走行を楽しめるよ!
⑥エアコンのメンテナンス
定期的なエアコンガスのチェック
エアコンの冷房効果が落ちていると感じたら、エアコンガスの量が減っている可能性があります。
定期的なチェックと必要に応じた補充で、常に最適な状態を保ちましょう。
エアコンフィルターの交換
夏場でもロードスターを快適に乗るためには、エアコンフィルターの状態を確認しておくことも重要です。
エアコンフィルターが目詰まりすると、エアコンの効きが悪くなります。
マツダの推奨では、通常使用で1年または15,000kmごとの交換が目安とされています。



ロードスターにはエアコンフィルターが付いていないけど、中古で購入した方は前オーナーが付けている可能性があるので確認してみてね!



私はロードスターのエアコンフィルターを後から装着しています!
特に都市部や砂埃の多い地域では、より頻繁な交換が必要かもしれません。
「エアコンの効きが悪いかもしれない」と感じたら、夏の暑い時期のロードスターを快適に楽しむためにも、エアコンフィルターを確認してみましょう。
⑦夏に最適な走行テクニック
最適な走行時間帯の選択
夏の最も暑い時間帯(通常は午後1時から3時頃)を避け、朝早くや夕方以降の比較的涼しい時間帯に走行するのがおすすめです。



本当に夏の昼間は暑く、エアコンを付けていても汗をかくほどです…
時間帯をずらしても、少し蒸し暑さを感じる場合も多いですが、昼間よりは夏の暑さが軽減されます。
効率的なトップの開閉
高速走行時はトップを開けると風通しが良くなり、夏の暑い時期のロードスターでも意外と涼しく感じることがあります。
一方、渋滞や低速走行時はトップを閉めてエアコンを使用する方が快適です。



渋滞が多い場所はクローズ状態で走り、田舎道を走る時はオープンにするのがおすすめです!
状況に応じてトップの開閉を使い分けましょう。
夏こそロードスターの魅力を最大限に引き出せる季節


適切な対策をすれば、夏こそロードスターの魅力を最大限に引き出せる季節とも言えます。



ここからは、夏の暑い時期でもロードスターを最大限に楽しむための方法を解説していきます。
夏のオープンドライブを楽しむベストタイミング
夏の暑い時期に、ロードスターなどのオープンカーで走ることを敬遠している方も多いでしょう。しかし、夏の朝日や夕日を感じるドライブは格別です。
特におすすめは、日の出前後の早朝と、夕暮れ時から日没後にかけての時間帯です。空気が澄んでいて、暑さもそれほど厳しくない時間帯に走れば、オープンカーならではの開放感を存分に味わえます。
夏ならではのロードスター体験
ロードスターで夏の星空の下で走る夜のドライブや、早朝の海沿いのドライブなど、夏だからこそ楽しめる体験がたくさんあります。暑さ対策をしっかりとった上で、夏の自然を全身で感じるドライブを楽しみましょう。



私は夏の暑い時期にロードスターで山道を走るのが大好きです!
特に避暑地などの透き通った空気の中、涼しさを感じながら、ロードスターの屋根を開けて走ると最高に気持ち良いです。



ぜひみんなも体験してみてね!!
夏の暑い時期のロードスターに関してよくある質問(FAQ)
- 夏の暑い時期のロードスターのエアコンは効かない?
-
最新のND型ロードスターのエアコンは、車体サイズの割に十分な性能を持っています。
ただし、コンパクトな車体のため、大型車のような強力な冷却能力はありません。
定期的なメンテナンスを行うことで、最適な状態を保つことができます。
- 夏にロードスターの屋根を開けると余計に暑くならない?
-
走行中であれば、トップを開けることで風通しが良くなり、むしろ涼しく感じることがあります。
特に40km/h以上の速度で走行する場合は効果的です。
ただし、停車中や渋滞時はトップを閉じてエアコンを使う方が快適です。
交通状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。
- 夏の暑い時期にロードスターに乗る際の最適な服装は?
-
通気性が良く、UVカット機能のある長袖シャツや、速乾性の高い素材の服装がおすすめです。
帽子やサングラスも必須アイテムです。
また、トップオープン走行時は髪が乱れるため、長髪の方は髪をまとめるのも良いでしょう。
- 夏場にロードスターのエアコンを使用すると燃費は悪化する?
-
エアコンの使用は燃費に影響します。
一般的に、エアコン使用時は5〜10%程度燃費が低下すると言われています。
ただし、高速走行時にトップを開けると空気抵抗が増すため、燃費面ではエアコンを使用してトップを閉めた方が良い場合もあります。
夏のロードスターは暑いけど楽しめる! 記事のまとめ


当記事のまとめ
- ロードスターは夏に暑いという問題はあるが、適切な対策で十分に快適に楽しめる
- トップオープン時は走行中なら意外と涼しいが、停車中や日光下駐車時の対策が重要
- 駐車場所の選択、サンシェードの活用、乗車前の換気などの基本対策が効果的
- エアコンのメンテナンスや走行時間帯の選択も重要な要素
- 夏こそオープンカーの魅力を最大限に感じられる季節でもある
「夏のロードスターは暑い」という課題がありますが、適切な対策を講じることで十分に快適に楽しむことができます。むしろ、夏だからこそ味わえるロードスターならではの楽しみ方があります。
この記事で紹介した7つの対策を実践すれば、夏の暑さに悩まされることなく、ロードスターでのドライブを満喫できるはずです。
夏の暑さを恐れるのではなく、夏だからこそのロードスターの魅力を発見してみてください。
暑さ対策を万全にして、この夏はロードスターで素敵なドライブ体験を重ねていきましょう!